
でんでんむしとは
「囲われた公園を飛び出して、自然の中で思いっきり遊ばせてあげたい!」
そんな母たちの思いのもと立ち上がったのが、「でんでんむし」です。
専任保育者と当番の親のあたたかい目に見守られながら、子どもたちは日々 山や海で過ごします。
リュックをしょって野山に飛び出せば、毎日が冒険の連続。
泣いて笑って、ときにはケンカもして、泥んこになるまで遊びます。
山歩きに川遊び、春は山菜摘み、梅雨時には雨音や野山の実りを楽しみ、
初夏から初秋は海でぷかぷか、秋が深まれば秋の山の幸を味わう。
大きくなって活動に慣れてくれば、遠出もします。
そして、毎日 旬のごちそうがいっぱい!
腹ぺこで食べる、おにぎりや畑でとれた野菜のおいしいこと。
デザートは、自分で摘んだ桑の実や皆で作った梅ジュース。
食べることは、そのまま子どもの力になります。
移り変わる四季の中でのびのびと遊び、かけがえのない仲間を得た子どもたちは、
若竹のようにすくすくと、しなやかに強くたくましく育っていきます。
緑を背景に遊ぶ子どもたちの笑顔を見ていれば、それは手に取るようにわかるでしょう。
人生のうちでたった数年しかない子ども時代を、親も子も笑顔で過ごす。
そして、そのための場を自らの手で作っていく。
それが「でんでんむし」です。
でんでんむしの強み
縦割り保育の特徴と価値
でんでんむしでは、1歳から6歳までの子どもたちが、ひとつのクラスとして日々の活動を共にしています。
年齢ごとに分けるのではなく、あえて異年齢で生活する「縦割り保育」を大切にしています。
この環境の中で、子どもたちは自然な関わりを通して、多様な学びと成長の機会を得ています。
◼︎異年齢だからこそ生まれる成長
年下の子どもたちは、年上の子どもの姿に刺激を受け、「やってみたい」という意欲を持ちます。
少し難しいことにも挑戦しようとする姿は、自発的な成長の現れです。
一方で、年上の子どもたちは、年下の子に対して待つ・譲る・助けるといった経験を重ねる中で、思いやりや忍耐力を身につけていきます。
このように、異年齢の関係性の中で、子どもたちは互いに影響を与え合いながら成長していきます。
◼︎子ども同士の関係性が育てる力
縦割りの集団の中では、子ども同士の関係性が自然と築かれます。特に年長児は、活動の中でリーダー的な役割を担い、周囲を導く存在へと育っていきます。
その姿は、大人や先生の指示によるものではなく、日々の関わりの中で培われるものです。年下の子どもたちは、その背中から多くを学び、次の世代へとつながっていきます。
◼︎ひとつのコミュニティとしての学び
縦割り保育の環境は、子どもたちにとって「小さな社会」のようなものです。年齢や発達の違いを超えて関わる中で、自分の立場や役割を感じ取りながら、なかまと共に過ごす力を育んでいきます。
また、ひとクラスとしての縦割りが大きな効果を生み、子ども同士が互いに良い影響を与え合う姿が日々見られます。
少人数という特性も相まって、一人ひとりの個性が尊重され、子どもも大人も互いを認め合いながら関わる、あたたかなコミュニティが形成されています。
◼︎本物の体験を通した育ち
でんでんむしでは、自然の中での活動や日々の体験を大切にしています。
転ぶ、ぶつかる、助け合うといった“生きた経験”を通して、子どもたちは自ら考え、選択し、行動する力を身につけていきます。
縦割りという環境は、こうした体験をより豊かなものにし、子どもたち一人ひとりの主体的な育ちを支えています。