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執筆者の写真青空自主保育でんでんむし

畑のこと


でんでんむしでは、活動場所に隣接している美しい谷戸で、毎週、畑作業をやらせて頂いています。

草むしりしたり、種を捲いたり、堆肥を運んだり…。 畑の方たちに教えて頂きながら、その季節や時期に必要なことをコツコツと。 小さいながらも、みんな大事な働き手です。

畑で育つ様子をずっと見ているからか、子どもたちはみんな野菜をよく食べます。 頂いた野菜で母たちが調理した「芋づるの葉っぱを煮たもの」や「きゅうりの塩揉み」などを子どもたちが我れ先に…と食べている姿は、今の時代、なかなかに貴重でしょう。

青空保育では日々土に触れていますが、この作物を育てる工程の体験というのは、中でも特別なものです。

自分の口に入るものがどのように手をかけ育てられているのか。 太陽や水や、四季の変化がどんなに大切なものなのか。 それらを知っているといないとでは、自然に対する姿勢が大きく変わります。

そしてまた、子どもたちと共に作業をさせてもらっている母や父も変わります。 「でんでんむしに入って、食への意識が変わった」という話はよく耳にしますし、畑作業の先輩たちの身のこなし(鍬のふるい方など、見ていると簡単そうなのに全然できない!)や生きた知識を前に、たくさんの学びがあるのでしょう。

この畑仕事は、地主さんや畑作業をされている方々のご厚意によって、機会を頂いています。 長い期間大事にされてきた土地。一度はやむなく荒れてしまった時期もあったそうですが、多くの方の熱意により再び農地として蘇り、大切に大切に守られている土地に子どもたちを入れさせてもらい、共に作業させて頂けること。

本当に有難いことです。

この写真は、新潟の農家のご出身で、今は東京は歌舞伎町から通いで畑に通われているSちゃんと。

(年の差80歳以上!?ですが、子どもたちも親しみをこめて「Sちゃん」と呼ばせてもらっています。)

大事な機会をくださっている皆さんと、この谷戸の恵みに感謝して、これからも、私たちができることに真摯に取り組んでいきたいと思います。


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