時は前後しますが、待ちに待った今年度でんでんむし初日(6月2日)の活動報告をお届けします。
今回は、でんでんむしのなかで一番幅広い年代の真ん中のクラス「里組」の活動報告から転載(ブログでは個人名などを伏せています)。
「活動報告」とは
その日の活動の内容を当番の母が記録するもの。
日時・人数・活動場所・天気などの情報のほか、気づいたことなどを書いてメール等で共有しています。
・・・・・・以下一部修正して転載・・・・・・・・・・・・・・
【里組】2020年6月2日(火)活動報告
(記録:里組Kちゃん(3歳)の母)
約2ヶ月半ぶりのでんでん。
3月に卒会をして以来、長い長い春休みを経てようやく新学期が始まりました。
よく晴れた清々しい朝、少し緊張した面持ちで小さなマスクをして田んぼ前に集まった新里組のメンバー。
新型コロナウィルス対策について真剣に話し合う親たちの横で、早速子供たちは田んぼで無邪気に遊び始めました。
金色をした綺麗な麦畑をみんなで観察した後、ゆっくりと池の方へ向かいます。
「ママーー!」と泣き叫んで家へ帰ろうとするGくん。
保育者が連れ戻してもまた脱走、、、3回目くらいでどうにか進む(笑)。
こんなG見たことないな、、。長い自粛生活から急に新しいクラスになって、気持ちを切り替えるのが大変なんだろう。
会えなかった期間、みんなどんな風に過ごしていたんだろう…。
「Fちゃんね、でんでん来るのとっても楽しみにしていたんだ」とFちゃん、「オレも~」とSが続き、「ボクもだよ~」とR。
久しぶりの再会、みんなで揃って歩けて本当に嬉しそう。
倒れた巨木に乗って遊んだり、黒くて甘い桑の実やさくらんぼを取って食べたり、春の森をのんびりと歩きます。
「あ、蛇いちごだ!これママと妹にプレゼントしよう」とリュックに入れていたG。
Nちゃんは「髪の毛を耳にかけた方が可愛いよ」と言いながらKの髪をセットしてくれたり、面倒見が良い。
Kは最後までしっかりとマスクをしていました。静かにみんなの様子をよく見ています。
いつも通り先頭を行きたいTとKちゃんは年上の子たちに阻止されて戸惑っている様子。
Rは大きな木を持ったり、他の子のリュックを持ってあげたり、ずっと大荷物を抱えながら進んでいました。
新しいメンバーになった初日で少し緊張していたから?
一度も激しい喧嘩がなく、とっても平和。
「えぇ~、なんて穏やかなクラスなのー!?」と驚く保育者。
旧小川組は頻繁に喧嘩が勃発していたので(笑)私もこの穏やかなメンバーに驚きました。
新緑の美しい木々に囲まれて、口と手を真っ赤にして美味しそうに食べる子供たちのキラキラとした笑顔を見ていると、胸がいっぱいになりました。
不安な非日常的な状況の中、こんなオアシスのような場所で子供たちがのびのびと楽しそうに遊んでいる様子が見れて救われるような気持ちになりました。
「みんな揃って森を歩く」今まで当たり前だった日常、これがどれだけ平和でありがたいことだろう、、としみじみと噛み締めながら歩きました。
個性あふれる新メンバー。
一緒に過ごせることがとても楽しみです。
これからどうぞよろしくお願いします。
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